「ゆったり」とは言いながら羽田集合が６：３０、４時起きで駆けつけましたがぎりぎりセーフ。
江戸の町並み風のレストラン街はまだシャッターをおろしていました。

受付時間が遅かったため、北京へ向かう飛行機の座席は通路側は取れず窓側へ。
いつも通路側で旅行をしていたのですが、おかげで素晴らしい富士山を初めて眺めることができました。

お昼過ぎに到着した北京では、「ホテルニューオータニ」で夕食までゆったり。
こんなに時間があるなら、もっと遅い飛行機で良かったのに。
ホテルでゆったりは性に合わず、地下鉄で王府井へでかけ小吃街に行ってみました。
生きたサソリの串焼きなんてのを眺めながら散策、しかし、家内が屋台の臭いに負けて早々にホテルへ帰宅。

夕食はお決まりの「北京ダック」、２年前のサンキュッパ安旅行の時より味が劣り、食べ残しの皿の山です。

翌朝はゆっくりホテルの美味しい朝食をとって、北京空港に出かけました。

空港についてみると、九寨・黄龍空港が天候不順で飛行機出発が遅れ、なんと８時間も待つこととなりました。
暇を持て余し、そばのベンチの「イーちゃん」「ハオくん」姉弟を相手に中国語の勉強。

ゲートのカウンターでは航空会社職員と乗客が延々と怒鳴り合っています。
中国語でなんと言っているか分かりませんが、眺めていると多少の暇つぶしになりました。

暇を持て余した女の子達が音楽に合わせ踊ってくれたのも楽しかったですね。
８時間後やっと乗り込んだ飛行機、今度は北京の雷雨のため飛行機の中で２時間待機。
結局、北京で１０時間足止めをされ、標高３，４００mの九寨・黄龍空港に着いたのは翌日０１：００頃。

九寨溝・黄龍空港では早速酸素発生器からの酸素を吸いながら「シエラトン九寨溝ホテル」に着いたのは午前３時。
（酸素発生器についてはブログ参照）
ここは「ゆったり」のおかげでお昼近くまで睡眠、九寨溝内唯一のビュッフェで昼食をとって観光に出発。

九寨溝１日目はＹ字観光コースの下の部分です。
犀牛海の綺麗な景色を見てやっと目が覚めてきました。

中国人の観光客が殆どですが、日本人に劣らず写真が大好き。
しかし、景色の良い場所では我先で、眺めていると写真を撮るためにどかされます。
その上、構図を決めるのが異常に長く、全くイライラさせられました。

老虎海から樹正海までは整備された木道をハイキング。

途中、樹正瀑布を見て、マニ車が回る水車小屋付近の広い流れが綺麗だったですね。

さらに樹正群や臥龍海をめぐって九寨溝１日目の観光を終了。

観光終了後は、評判の「蔵謎」の民族舞踊ショーへ、確かにこれは素晴らしかった。

九寨溝観光２日目はＹ字観光コース中央の諾日郎瀑布からスタートです。

滝の水しぶきで目が覚めて気持ち良かったですね。

右の画像をクリックすると「滝の水」を浴びられます。

次の観光は、Ｙ字の左上、標高３，１００mの長海です。
高山病予防のために酸素発生器を装備、湖面に山が写って素晴らしい。 五彩池の濃いブルーは銅イオンでしょうか。

Ｙ字コースの左、五花海に来ると日差しも強くなり、上着を脱いで酸素発生器を外して寛ぐことができました。

山の天気は変わりやすく、珍珠灘瀑布に差し掛かると小雨と滝のしぶきで雨具をつけて観光。

九寨溝観光の締めくくりは民族文化村でのショッピング。

クルミとマカデミアナッツを値切って購入。
マカデミアナッツの実を初めて見ましたが、おまけの金具でこじ開けて食べるのが楽しいです。
クルミも日本のものとは違って渋皮も渋くなく、ほんのり甘くて大変美味しいです。

九寨溝観光の次は黄龍観光に出発、バスで標高４，０００mの峠越えです。
峠の花畑観光は、ほとんど花が咲いておらず、私は酸素を吸ってもちょっとフワフワします。
しかし、同行の皆さんは酸素も吸わずに元気に少ない花を探して歩き回っています、ちょっと自信喪失。

黄龍に到着、ケーブルカーで標高３，５００mの五彩池へ、酸素を吸いながらゆっくり木道を登ります。

五彩池は観光客でいっぱい、例のごとく写真場所の取り合いです。

黄龍の色鮮やかな水は、一体酸性なのかアルカリ性なのでしょうか？
持参したガラス容器にサンプルを取り、リトマス試験紙を入れてチエック（右は青、左は赤）、中性のようですね。

五彩池からの下り道には棚田のような地形が次々に続き、素晴らしい光景です。

棚田状の盆景池には所々にテラスが設けられ、ゆっくり景色を楽しめます。

盆景池の下には滝が続き、また盆景地がありと、ゆっくり眺めていると時間がいくらあっても足りません。

あまりゆっくり景色を楽しんでいたので、ケーブルカーを降りてから５時間近くかかり、集合時間にぎりぎりセーフ。
たっぷり黄龍観光を楽しみました。

九寨溝、黄龍の観光を終え、北京への帰途はゆったりではない４時起床。
所が、九寨・黄龍空港でまたまた４時間待ち、ここは標高３，４００m。
眠気と高度でちょっと頭痛がし、慌ててアスピリン入りの頭痛薬を飲んでしのぎました。

北京での観光は頤和園、寝具店とお決まりのコースの上、夕食は明日は帰国というのに和食だって！
「離団誓約書」に署名をして、一人ツアーを抜け出しました。
北京空港からエアポートエキスプレス、地下鉄を乗り継いで「北京軍事博物館」へ、日本軍の９９式練習機や、９７式中戦車 なども展示されています。

軍事博物館のショップで「中国軍戦闘糧食」を購入、一体どんな味がするんでしょう？

軍事博物館見学後は王府井の有名饅頭店に。 大声が飛び交うカウンターで手真似、身振りで「４種まんじゅうと粟お粥」を注文。 肉、海鮮、野菜まんじゅうは非常に美味しかったけど、得体の知れない１種は口に合いませんでした。

饅頭とお粥を楽しんだあとは「夜市街」を散策、大きなオレンジ色のヒトデを串に刺して売っていました。

夜市ではエビの串あげと飴掛けパインを買い食い、以上で満腹、無事ホテルに帰宅しました。

「ゆったり飛行機待ち」の続いたせいか、最後のホテルは上階にランクアップ、綺麗な夜景を眺めて最後の１泊。

帰りはまたまた「ゆったり違反」の４時起床。
眠気と疲れで食欲がなかったのですが、機内食はなんと「白粥」、おかずはザーサイと茶卵。
帰国時の機内食を初めて完食しました、中国航空のパンはアンパンなのが面白かったです。

以上、あまりゆったりではなかった九寨溝、黄龍観光旅行を無事終えることができました。

次はどこに行きましょうか？

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