ＡＮＡの座席は評判通りプライバシーが保てて快適です。
しかし、隣の家内と話をするのが大変でした。

シアトル空港では、家内にパスポートを渡し忘れ一時行き別れに、添乗員さんのおかげで何とか再会、
無事ラスベガスの「エクスカリバ」ホテルに到着できました。

１４年ぶりにラスベガスのストリップを散策。

名物のバッフェは無理なので、久しぶりにアメリカのハンバーガーとホットドッグを堪能しました。

ラスベガスから、昔の「ルート６６」の一部を通って、ルート６６の道の駅ともいうべき「セリグマン」へ。

ＴＶ映画の「ルート６６」を見ていた世代としては、感激で一杯！。
しかし、シボレーコルベットもジョージ・マハリスの歌も無く、昔のポンコツアメ車が転がっているのみ。
映画「カーズ」に出てくるマックイーンの親友・レッカー車の「メーター」（違う！）と記念撮影。

セリグマンからルート６６を離れ、１４年ぶりのグランドキャニオンへ。

前回は公園内に宿泊したのですが、今回は少し離れたブライトロッジに、バスでキャニオンまで行きます。
２度目とはいえ、雄大な景色には感動します。
景色鑑賞後は、ホテルに戻って一休み。

家内は風邪の具合が悪く、夕日のグランドキャニオン鑑賞はパスしてホテルで休息。

私は添乗員さんに家内の代理で一緒に写真を撮ってもらい夕日鑑賞。
この添乗員さん、どこかで会ったように感じたのですが、「野天湯にＧＯ！」の山田紅子さんにそっくり、
以後、べに子さんと呼ばせていただきました。

今回一番期待していた「モニュメントバレー」です。
子供のころから見ていた西部劇の背景に出てくる岩山、ぜひ見たかったんです。
ジョンフォード監督が好んだ場所には、観光客のために馬に乗ったカウボーイがいます。

古くは駅馬車、黄色いリボン…、新しくはバックトゥザフューチャー、フォレストガンプ等々、
実際の光景を見ると映画の名画面を思い出します。

私の大好きな「荒野の決闘」（My Darling Clementine)のラストシーン、ワイアットアープがクレメンタインに
別れを告げて去っていく背景には特徴的な岩山が聳えています。

この岩山（Agathtaビュート）、バッチリ見ることが出来ました。（近過ぎるかな…）
オーマイダーリン・クレメンタインの曲が響いてきたらもっと良かったんですが。

大きな岩山が３つ並ぶ光景は、「黄色いリボン」で騎兵隊が行進していく場面を思い出します。

大岩を２人で持ち上げたのち、去りがたいモニュメントバレーを後に、アンテロープキャニオンに近いページの町へ。

ページの街から砂漠のような景色の中を進むと、突然3本煙突の火力発電所が現れ、
その傍がアンテロープキャニオンの入り口です。

12〜3人づつに分かれてジープに分乗、競争のようにスピードを上げて渓谷の入り口に向かいます。

砂岩の台地が雨や流水によって浸食されて出来た峡谷は狭く、人がすれ違うのがやっとで、観光客で溢れています。

ＴＶで見ていた、日の光がスポットライトのように降り注ぐ光景はちょっと無理な感じ。

しかし、両側の複雑な形状の岩の筋になった地層の模様がなんとも神秘的な光景です。

峡谷の鑑賞後はページに戻って昼食、その後グレンキャニオンダムに立ち寄った後ブライスキャニオンへ。

キャニオンの入り口ではバスから「ソルトアンドペッパー岩」を見て、いよいよキャニオンの淵（リム）へ。

太い針のような土柱が林立する異様な光景は、今まで回った峡谷とは全く違ったものです。

峡谷の縁（ナバホトレイル）を回っていくと次々に不思議な光景が現れます。

早朝のブライスキャニオン朝日鑑賞はパスして、ザイオンへ向かいます。

巨岩の続くザイオンの入り口を入り、ザイオンロッジでシャトルバスに乗り換えます。

巨岩が色々続き、どれがウエストテンプルやらサンダイヤルやら判らなくなってきます。

ビュッフェ昼食ののち、再びラスベガスへ長距離ドライブ、今回のツアーはバスの乗りすぎ。

今度のホテルはストリップの中心にある「パリス」、有名なベラッジオホテルの噴水の前です。

皆さんは、ラスベガスをめぐるオプショナルツアーに出発。
我々夫婦は期待のシルクドソレイユ「オー」に。

先ずは夕食、出発前に色々所を調べておいたのですが、家内の風邪がひどく、ホテルの近くのストリップ沿いで中華料理。
ベラッジオホテル内の劇場にはすでに人がいっぱい、予約した座席は１０３Ｅの９，１０、舞台中央で全体が見渡せる最上席です。
評判通りの素晴らしいショー、セリフが無いので日本人にもよくわかります。

ラスベガスからは国内便でサンフランシスコへ、久しぶりのゴールデンゲートブリッジを見てからピア39で昼食。

名物のクラムチャウダーは恰好付けた分、味が落ちたような？
懐かしいサンフランシスコ回りたい所は色々あるんですが、残念ながら長躯バスでヨセミテの玄関口マーセドに。

マーセドの夕食は私の大好きなアメリカンスペアリブ、全然期待していなかったこのツアーの食事で一番美味しかったです。

１４年ぶりのヨセミテ、昔とほとんど景色は変わらないようですが、何か違和感があります。

そうです、岩山を飾る「滝」が無く、綺麗な小川や湿地帯も消えているんです。
引き続く異常気象で雨が降らず、５年前から滝は枯れてしまったとのこと。

左は今回の画像、右は１４年前です。

すっかり綺麗になったヨセミテロッジの外でサンドイッチの昼食。

草原を散歩したり、ヨセミテ自慢の大木に抱き着いたり。

やっぱり、ヨセミテは滝の景観が無くっちゃね！
左は今回の画像、右は１４年前です。

３回目のヨセミテを後に、また長躯バスでこれも懐かしいサンノゼ空港のそばのホテルシエラトンへ。

帰りのANAの座席は前後の一人席、私としては珍しく朝食を逃すほどぐっすり寝ることができました。
今回は毎日の移動とウオーキング、そのうえ家内はずっと風邪薬を飲み続け、２人ともすっかり疲れました。

もう長期間は無理なんでしょうか？　家内は懲りずにイエローストンに行きたいなんて言っていますが？
次はどこに行ったら良いでしょう？

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