２０１０年５月「羽田発着！まるごと北京４日間」という格安パックツアーに行ってきました。

羽田からはＡＮＡで出発、５つ星のホテル「ニッコー」に３泊、全日観光、全８回食事付き、それでなんとサンキュッパ！につられて申し込みました。
国内旅行より安い料金、一体どんな所に泊まってどんな食事なんだろう？あまり期待せずに行ってきました。

北京に到着すると現地ガイドが待っていて総勢２２名。
大型バスではありませんがゆったりとまずは西太后の夏の離宮「頤和園」観光です。

土曜日のためか日本の観光地以上のすごい人出、狭い回廊を通って慌しい見学です。
その後、シルク店に立ち寄り、夕食は「宮廷料理」。

夕食後はオプショナルツアーの「中国雑技団」観賞に参加。
「良い場所をとってありますよ。」と言う通り、最前列の特等席です。

ＴＶ等で見慣れた「雑技団」と比べると、演技の女性が小さめ、短め、太めですね。
しかし、小さな球形の檻の中を、５台のバイクがライトを点けてランダムに走り回るのは圧巻でした。

２日目はオリンピックで有名なメインスタジアム（鳥の巣）に立ち寄ります、連ダコ売りがいるのが中国らしいですね。

「十三陵」は昨日と同じく観光客が多く、地下の墓陵は思ったより大きかったのが驚き。

飲茶の昼食後、「万里の長城・八達嶺」へ、晴れ時々曇りの絶好の観光日和。

家内は４番目の望楼でダウン、私は５番目の望楼まで。
望楼の中は、風が吹き込んで涼しく気持ち良かったです。

長城観光後は２００８年に開通したばかりの「長城号」列車で北京北駅まで。
車幅が広くゆったり、車窓からは八達嶺とは違った万里の長城を見ることが出来ました。
このツアーなかなかやりますねーっ！

「しゃぶしゃぶ」の夕食後は、ホテルそばのスーパーマーケット「カルフール」に寄って、旬の「ライチ」他を買い込みました。

今日は朝チョットゆっくり、「天壇公園」へ向かいます。
公園の有料部分に入る前の広場ではダンスや太極拳をやっているグループが沢山います。
ダンスは、日本の社交ダンスと違うのもあれば、日本と同じルンバの「スリーアレマーナ」を練習しているグループもありました。

回廊部分ではカラオケやゲームに興じている人達が沢山、麻雀がほとんど無いのが不思議。

公園の有料部分になると少し人が減ります。
気温は３０度くらいあるのですが、日陰に入ると風が気持ち良いです。

「四川料理」の昼食後、日本の銀座にあたる「王府井」を散策。
広い通りに綺麗なビルが立ち並び、あまり中国と言う雰囲気はありません。

王府井から公園を歩いて「天安門広場」を通って「故宮：紫禁城」へ。
ここも人が多く、映画「ラスト・エンペラー」を思い浮かべられません。

夕食は期待の「北京ダック」、食後ホテルへ帰ってプールで一泳ぎ、シャワーはもちろん大きな「お風呂」やサウナがあるのは良かったですね。

朝、ホテルのそばを散歩していると仕事へ行く人達が露店の「中国風クレープ」を買っています。
クレープもどきに味噌ダレを塗って卵を割り入れ、油条を載せて巻いています。
これは食べてみなくてはと、３元（５０円）で買い込み、早速食べると香ばしくて中々です。

北京最後の観光は、「北京原人」で有名な「周口店」。
残念ながら人類学には興味無く、「北京原人」にお別れのキスをして空港へ向かい、夕方羽田に無事帰国しました。

最後に格安旅行の感想を記します。

旅行案内では、「ホテルはデラックス５つ星ホテル・ニッコー」となっていましたが果たして？

うーんっ、４つ星がやっとと言うところですが、部屋も広く清潔でお風呂もアメニティもミニバーも充実しています。
北京動物園そばの郊外ですが、窓からは北京北駅の特徴的な３つのビルが見え、ホテルのすぐ傍にはスーパーもあって便利です。

また、無料で２０ｍプール、アスレチックジム、大型のお風呂、サウナを使えるのも良いですね。

売り物の食事は、朝食バイキング、宮廷料理、広東飲茶、しゃぶしゃぶ、四川料理、北京ダックです。
特別美味しい！と言うものはありませんでしたが、どれも普通に美味しく、種類も豊富で食べきれないほどでした。

左は「広東飲茶」、右の「しゃぶしゃぶ」は可愛い女性従業員が給仕してくれます。
お礼に作ってあげた「指輪」にまつわるエトセトラはブログをご参照ください。
http://korokoroje1nvu.blog.so-net.ne.jp/

左の「北京ダック」は、日本と違って皮だけでなく身も付いてきます、中国風なのでしょうか？
ほかにも沢山の料理が出てくるし、北京ダックも追加がありでとても食べきれません。

ツアー付属の食事ではありませんが、旬の「ライチ」が１００円で２０個以上買えます。
冷凍輸入ものと違って、とっても甘くてジューシー、買って帰られたら良かったのですが…。

お土産店付きは覚悟していましたが、連れて行かれたのはシルク（絹）店、ヒスイ店、総合工芸店、ラテックス枕店、茶芸店です。
まあ、ホテルも食事も観光も、これで元が取れるのかと思うほどですので、お土産店での買い物に期待しているんですね。

左は「総合工芸店」、右は「ラテックス枕店」です。
工芸店では「絹のパジャマ」をお買い上げ、枕店は「ゆっくり休んでみてください」と言う割には、傍で勧誘の説明がうるさく折角買おうとしたのに止めました。

北京の街は思ったより綺麗、「天安門広場」は２１年前の悲劇を思い浮かべるものは何も無く、ゴミも無く綺麗。
左の女の子は現地ガイドのアシスタント：リーさん、片言の中国語を教えてもらったりとお世話になりました。
ツアー中の皆さんの写真を撮ってアルバムにして売ってくれました。

中国の方は赤が好きなんでしょうか？各観光地で会う団体は一様に赤い帽子を被っています。

街には高層アパートが立ち並び、思い描いていた中国の雰囲気は見られませんでした。

しかし、どこへ行っても人が多く、スーパーの前の露店の雑踏などを見ると中国の方々のエネルギーを感じられます。

以上の様に、今回の「格安旅行」思った以上に素晴らしく、味をしめて癖になりそうです！

もしこの旅行記をご覧になった方がいらっしゃいましたら是非ご感想をお寄せ下さい。